
こゆ地域づくり推進機構は2026年9月1日、宮崎県新富町の女子サッカークラブであるヴィアマテラス宮崎が、地元のぶどう園を事業承継したと発表しました。約50年続いてきた竹村ぶどう園を引き継ぎ、しんとみぶどう園として運営を開始しています。選手やスタッフが栽培から販売までを主体的に担うことで、地域農業における高齢化や担い手不足といった課題解決につなげる計画です。
生産者の高齢化や担い手不足により、伝統的な栽培技術や農地の継承が課題となっています。宮崎県新富町で約50年愛されてきた竹村ぶどう園も、継続が難しくなり存続の危機にありました。そこで地域に根ざした女子サッカークラブが新たな担い手となり、事業を引き継ぐことを決断しました。クラブスタッフが中心となり、前園主から高度な管理方法や栽培技術の引き継ぎを進めてきました。

地域おこし協力隊員として活動する選手たちは、日々の競技生活と両立しながら農作業に従事しています。台風の被害による設備の破損や農作業の遅れを乗り越え、日々の管理や摘粒、収穫作業を重ねてきました。承継初年度である今シーズンは試行錯誤を続け、緑や赤、黒系などの個性豊かな計7種類の品種を育成しました。現在は栽培するほとんどの品種が最盛期を迎え、ぶどう園の直売所など町内3箇所で順調に販売されています。

選手たちは栽培だけでなく、SNSを活用した情報発信や消費者への直接販売までを一貫して担います。クラブの高い認知度と発信力を活かすことで、新富町の高品質な農産物の魅力を広く届けていきます。将来的には、地域住民やサポーターと交流できる観光農園の整備など、多角的な展開を構想しています。アスリートの現役引退後におけるキャリア形成の選択肢としても、農業と協調した仕組みづくりを目指します。
【園概要】
名称:しんとみぶどう園(旧:竹村ぶどう園)
運営:ヴィアマテラス宮崎
栽培場所:〒889-1401 宮崎県児湯郡新富町日置3698-2
販売開始:2026年7月下旬 栽培品種:シャインマスカット、グロースクローネ、藤稔、クイーンニーナ、ブラックシャインマスカット、雄宝、涼香




