
蟹江町は2026年10月1日、JR蟹江駅南口を拠点に地元企業製の高性能自転車ハブ「GOKISO」を搭載した日本初のレンタサイクル事業の開始を発表しました。同日に開いた出発式には青木さやかさんらも参加し、電動アシスト自転車のシェアサイクルサービスも同時に導入されるなど、町全体で自転車を活用した周遊を後押しする取り組みが動き出しました。
愛知県蟹江町は2026年10月1日、JR蟹江駅南口を拠点とする高性能レンタサイクル事業を開始しました。同日午前には出発式を開き、事業の始動を関係者に披露しました。
導入したのは、蟹江町に本社を置く近藤機械製作所の高性能自転車ハブ「GOKISO」を前後輪に搭載したBirdyとBromptonの計7台です。GOKISOは航空機エンジン部品の製造技術を応用して開発され、なめらかな回転性能と耐久性を特徴としています。鉄道駅を拠点にGOKISO搭載車を常設で貸し出す取り組みは日本初としています。

JR名古屋駅から約10分のJR蟹江駅で電車を降り、そのまま自転車に乗り換えて町を巡れる環境を整えました。水郷の風景や温泉、歴史・文化スポット、飲食店など、町内に点在する魅力への回遊を促す狙いです。
出発式には50名以上の関係者が参加しました。蟹江町長の横江淳一氏の挨拶に続き、衆議院議員の長坂康正氏が祝辞を述べました。その後、会場をレンタサイクルの設置場所に移し、高性能レンタサイクルやシェアサイクル「HELLO CYCLING」、既存の無料レンタサイクルなど町の自転車施策が紹介されました。

横江町長は、名古屋から近い一方で自転車で巡ることで見えてくる魅力が多いと述べました。JR蟹江駅が観光のシンボルとなり、シェアサイクルが町内各所をつなぐことで町全体を楽しめる移動・観光の形を育てたいとしています。

出発式にはスペシャルゲストとして青木さやかさん、大前りょうすけさん、町田こーすけさんが登場しました。青木さんは、蟹江町は来るたびに温かさや面白さを感じる町だと述べ、自転車で巡ることで知らなかった魅力に出会ってほしいと語りました。
高性能レンタサイクルの利用料金は1日1000円です。貸出と返却はJR蟹江駅南口の専用収納ボックスで無人対応し、専用サイト「蟹江体験」から予約のうえクレジットカードで決済します。予約時に発行される暗証番号でスマートロックを解錠し、収納ボックスから車両を出し入れする仕組みです。

同日からは、電動アシスト自転車のシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」も導入されました。町内10カ所以上にステーションを順次設置し、電動アシスト自転車30台とラック60台を配置する予定です。料金は15分70円で、12時間までの最大料金は1000円に設定されています。
蟹江町では自転車の貸し出しに加え、町を巡りたくなる体験型コンテンツも展開しています。8月からは小酒井不木の作品を映像化したショートムービーのロケ地を巡るスタンプラリーを実施しています。11月20日から22日には、尾張温泉郷の料理旅館「湯元館」を舞台にした没入体験型シアター「不木の原稿を探せ!」を開催します。本公演の参加申込は10月1日から受け付けています。




