
森ビルは2026年10月14日、麻布台ヒルズを舞台に街・企業・大学が共創する新エコシステム「Hills for Wellness」を発表しました。日本初のWELL認証最高ランク「プラチナ」を取得した同エリアで、街のプログラムや企業コミュニティ、慶應義塾大学との共同研究を通じ、都市で働く人々の心身の健康増進と予防医療への貢献を目指します。

ウェルネスとは、病気の有無だけでなく心身の安定や社会的な安心を重視する生き方を指します。労働人口が減少する中、働く人のウェルネス増進の重要性は増していますが、従来の健康づくりは個人や企業の努力に依存し、限界がありました。
加えて、日常生活の中で蓄積される「未病」データの活用が、予防医療を前進させる鍵になっています。森ビルはこうした課題を解決するため、街・企業・大学が連携する新エコシステム「Hills for Wellness」を立ち上げました。
街・企業・大学による3つの柱
Hills for Wellnessは、街・企業・大学の垣根を越えた共創型エコシステムです。麻布台ヒルズで過ごすだけで健康行動が促され、同時に予防医療につながるデータが蓄積・分析される循環を目指します。
柱の一つ目は、身体活動やバランスの良い食事など5つの軸からなる街のウェルネスプログラムです。二つ目は企業の人事・健康経営担当者によるコミュニティで、企業間の施策共有を通じて街全体の健康経営を推進します。三つ目は慶應義塾大学との共同研究で、日常行動データから心身の健康との関連を解明します。
街のウェルネスプログラム始動
第1弾となる「MOVE MORE WEEK」が、10月13日から10月30日まで麻布台ヒルズで開催されています。慶應義塾大学の監修のもと、日常生活の中で手軽にできる「ついで運動」を中心に構成されています。
参加者はヒルズアプリを通じてスタンプを集め、ワーカー対抗戦などで楽しみながら継続できる仕組みです。7000歩の歩行や階段利用、朝の広場歩行など、研究に基づく3つの「ついで運動」が柱になっています。一部のプログラムは一般の参加も可能です。
慶應義塾大学との共同研究
慶應義塾大学との共同研究では、街の環境や働き方、各種プログラムが心身の健康に与える影響を、日常のライフログデータなどから継続的に分析します。麻布台ヒルズの開業以降、既に1600人以上のワーカーが研究に参加しています。
調査は年1回の定点調査と、スマートフォンやウェアラブル端末を通じたライフログ調査の2軸で構成されています。蓄積されたデータは個人の健康管理や企業の健康経営、予防医療の発展に役立てられる計画です。
地方の読者にとっても、街・企業・大学が連携して住民の健康増進を図る仕組みは参考になる視点です。都市部の取り組みではありますが、人口減少下での健康づくりという課題は地方にも共通しています。街づくりと健康施策を一体で考える発想は、地域活性化のヒントになり得ます。
【MOVE MORE WEEK概要】
- 開催期間: 2026年10月13日(火)~10月30日(金)
- 会場: 麻布台ヒルズ
- 対象: オフィスワーカー(一部プログラムは一般参加可)
- 主なプログラム: MOVE MORE体操(毎週火・水曜12:40〜12:50、中央広場)、ハイブリッドトレーニングセッション(10/13〜10/20)
- 特設サイト: https://www.azabudai-hills.com/sp/move2026/




