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橿原市とカプコン、世界文化遺産登録を追い風にストリートファイターで市内周遊を促進するまちづくり

橿原市は2026年10月19日、世界文化遺産「飛鳥・藤原の宮都」の登録後における観光誘客と市内周遊の促進に向け、カプコンの「ストリートファイター」シリーズを活用したまちづくりに取り組むと発表しました。市内には銅像やデザインマンホール、駅の装飾などが既に整備され、10月には実写映画の公開も控えており、シリーズへの注目がさらに高まると見込まれます。

奈良県橿原市、株式会社カプコンとの包括連携協定による 「ストリートファイター」を活用したまちづくりを推進 世界文化遺産登録後の市内周遊促進につなげる

橿原市は、世界文化遺産登録による注目の高まりを生かし、観光誘客と市内周遊の促進に取り組みます。カプコンの「ストリートファイター」シリーズを活用したまちづくりを進める方針です。

カプコンとの縁は、創業者の辻本憲三氏が橿原市出身であることに始まります。1995年の「ロマントピア藤原京95」でカプコンがパビリオンを出展したことが起点となり、2022年8月30日に包括連携協定を締結しました。

市の取り組みとは別に、実写映画「ストリートファイター/ザ・ムービー」が2026年10月16日に全世界同時公開されます。世界文化遺産登録で高まる橿原市への関心が、この秋さらに広がる可能性があります。

奈良県橿原市、株式会社カプコンとの包括連携協定による 「ストリートファイター」を活用したまちづくりを推進 世界文化遺産登録後の市内周遊促進につなげる

近鉄大和八木駅周辺の装飾

世界文化遺産の玄関口となる近鉄大和八木駅では「ストリートファイターストリート」の構想が進んでいます。駅北側の壁面には高さ約2.7メートル、幅約9メートルの壁画があり、29体のキャラクターが描かれています。

駅構内の階段やホーム待合室にもキャラクターの装飾が施されています。近鉄大和八木駅と近鉄橿原神宮前駅では、2026年7月31日から1年間、声優による構内放送で市内の見どころを紹介しています。

奈良県橿原市、株式会社カプコンとの包括連携協定による 「ストリートファイター」を活用したまちづくりを推進 世界文化遺産登録後の市内周遊促進につなげる

駅周辺には銅像やデザインマンホールも設置されています。市内には「リュウ」「春麗」「ケン」「エドモンド本田」の4体の銅像があるほか、JR万葉まほろば線の3駅では計11か所の駅名標にキャラクターの装飾が施されています。

2025年8月29日から2026年3月末頃には、22種類のキャラクターデザインのラッピング列車も運行しました。

官民連携による寄附で拡大

取り組みは個人や企業、団体からの参画で広がってきました。4体の銅像のうち「春麗」像は、ふるさと納税を活用したガバメントクラウドファンディングで実現しました。

奈良県橿原市、株式会社カプコンとの包括連携協定による 「ストリートファイター」を活用したまちづくりを推進 世界文化遺産登録後の市内周遊促進につなげる

近鉄大和八木駅北側の壁画は橿原ロータリークラブが寄贈し、奈良芸術短期大学の教員や学生、参加児童が制作に携わりました。かしはらナビプラザのグラフィティアートはカプコンからの寄贈です。

橿原市は2026年度、「ストリートファイターオブジェ制作プロジェクト」として、5体目以降のオブジェ制作に向けた寄附を募っています。

世界文化遺産という普遍的な価値と、ゲームというポップカルチャーを組み合わせる手法は、観光資源の乏しさに悩む地域にとって一つの参考になり得ます。行政だけでなく企業や市民からの寄附で施設が広がってきた経緯も、持続可能なまちづくりを考える上で注目に値します。

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地方創生ジャーナル編集部

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