さとゆめとHISが千葉県鋸南町と包括連携協定を締結、海・山・歴史・文化つなぐ新しい目的地創出へ

さとゆめは2026年10月16日、HISと共に千葉県鋸南町と「新・目的地創出事業」に関する包括連携協定を締結したと発表しました。鋸南町が持つ自然・歴史・文化・食などの豊かな地域資源を生かし、観光コンテンツの開発や国内外からの誘客、関係人口の創出などに取り組み、鋸南町ならではの新しい目的地づくりを通じた持続的な地域活性化を目指します。

今回の協定は「新・目的地創出事業-Destination Create Project-」に基づくものです。さとゆめとHISが鋸南町と手を組み、地域資源を生かした観光振興を目指します。
協定では、鋸南町が持つ自然や歴史、文化、食などの資源を生かした観光コンテンツの開発を進めます。国内外からの誘客や関係人口の創出にも取り組みます。
海と山に囲まれた町の資源
鋸南町は千葉県房総半島の西南に位置し、標高329メートルの鋸山を擁します。西側は東京湾に面し、温暖な気候にも恵まれています。

鋸山には約33万平方メートルの日本寺境内が広がり、岩壁や富士山を望む景観があります。町内には水仙や河津桜の名所、浮世絵師・菱川師宣の生誕地としての歴史もあります。
廃校を活用した「道の駅 保田小学校」は、直売所や飲食、宿泊機能を備えた交流拠点として多くの来訪者を集めています。
周遊・滞在型観光への転換
鋸南町では、観光スポットを個別に楽しむだけでなく、町内を周遊し地域の暮らしに触れる滞在型観光への転換が課題となっています。
2026年度からは、総合計画後期基本計画がスタートします。道の駅を核とした観光振興や周遊ルートの確立、滞在時間の延長を進める方針です。

さとゆめとHISの役割
さとゆめとHISは、地域伴走型の地方創生ノウハウや旅行事業の知見、国内外のネットワークを生かします。鋸南町の地域資源を磨き上げ、つなぐことで新たな観光コンテンツを生み出す考えです。
2026年5月には、総務省の地域活性化起業人制度によりHISの社員1人が鋸南町に着任しました。現地に根差した取り組みをすでに始めています。
協定には、地域振興や観光振興、インバウンド戦略の策定、関係人口の創出など10項目の連携事項が盛り込まれています。
地方の観光資源は、単体では知られていても周遊や滞在につながりにくいという課題を抱える地域が少なくありません。鋸南町の取り組みは、外部企業の知見を取り入れながら地域資源をつなぎ直す試みとして注目されます。今後、具体的にどのような観光コンテンツが生まれ、地域経済にどう還元されるかが焦点になりそうです。




