
渋谷区は2026年11月4日、渋谷ヒカリエで開かれる「渋谷アーカイブ写真展2026」に、デジタルアーカイブ「SHIBUYA CITY RECORD」などが所蔵する写真を提供すると発表しました。4回目となる本展では、渋谷の街並みを記録した写真約180点やオーラルヒストリーなどを通じて、再開発で変わり続ける渋谷の記憶と記録を未来へつなぎます。

渋谷区は、渋谷ヒカリエで開催される「渋谷アーカイブ写真展2026」に写真を提供します。提供するのは渋谷区デジタルアーカイブ「SHIBUYA CITY RECORD」と、白根記念渋谷区郷土博物館・文学館が所蔵する写真です。
展示はコモンズ・アーカイブ・コレクティブ(CAC)が主催し、渋谷道玄坂商店街振興組合が共催します。渋谷区の後援のもと、まちの記憶や記録の価値を共有することを目的に開かれます。4回目となる今回のテーマは「渋谷の通りと、語られた記憶/Streets and Voices」です。
180点の写真でたどる渋谷の変遷
会場では渋谷の街並みを記録した写真約180点を展示します。今回は鉄道博物館提供・JR渋谷駅協力による大正末期の渋谷駅舎の写真や、2026年9月末に閉店した西武渋谷店の開業当時の写真が新たに加わります。現在では見ることのできない大正・昭和・平成の渋谷の風景を伝える内容です。

各写真には撮影地点が分かる地図が添えられます。二次元コードを読み取るとGoogleマップのストリートビューで現在の街並みを確認でき、過去と現在の渋谷を見比べることができます。
個人の記憶を伝えるオーラルヒストリー
2026年の展示では新たに「オーラルヒストリー(口述記録)」を導入します。渋谷で生活や勤務、活動をしてきた人々への聞き取りを通じて、写真だけでは伝えきれない場所の使われ方や出来事を紹介します。

収録された語りは文化、商業、地域活動、教育・研究、観光・接客など幅広い分野にわたります。来場者は会場の受話器で音声を聴きながら、端末画面で日本語・英語のテキストを確認できます。
先史時代からの年表で見る渋谷
会場には先史時代から現在までの渋谷の歴史をまとめた年表「SHIBUYA TIMELINE」も展示します。2025年の展示から一部を更新し、都市基盤の変化についても紹介します。
街並みの写真と人々の語り、歴史年表を組み合わせることで、来場者が自身の経験や知識と照らし合わせながら渋谷の変化をたどれる構成です。
地域の写真や証言を行政と民間団体が協力して残し、展示として発信する取り組みは、再開発が進む地域でまちの記憶を継承する一つの方法といえます。行政が資料を提供し、民間団体が企画・運営する連携の形は、地方の地域資源を発信する際にも参考になりそうです。
【開催概要】
- 会期: 11月10日(火)〜23日(月・祝)11:00〜20:00(23日は18:00まで)
- 会場: 渋谷ヒカリエ8/COURT(渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8階)
- 入場料: 無料
- 主催: コモンズ・アーカイブ・コレクティブ(CAC)
- 共催: 渋谷道玄坂商店街振興組合
- 後援: 渋谷区




