
LIFULLは2026年10月15日、企業版ふるさと納税の仕組みを活用し、北海道清水町へ組み立て式個室空間「インスタントルーム」25棟を寄贈したと発表しました。自然災害の激甚化に備え、避難所における要配慮者のプライバシー保護や住環境の質向上を図り、自治体の防災体制強化を後押しします。
巨大地震や局地的な集中豪雨など、全国各地で自然災害のリスクが高まるなか、避難所運営における被災者の人権保護やプライバシー確保は大きな社会課題となっています。特に高齢者や妊婦、要介護者といった配慮が必要な人々にとって、避難所内での心理的ストレスや肉体的負担の軽減は命を守るうえで欠かせません。
今回寄贈された「インスタントルーム」は、段ボールの多層構造を利用した軽量な組み立て式個室です。専用の工具を一切使うことなく大人2名で約15分という短時間で設置が完了するため、急な災害時にも迅速に個室空間を設営できます。断熱性と遮音性に優れており、プライバシーを保護する避難スペースとしてはもちろん、授乳室や着替え室、子どものおむつ替えスペースなど多目的な活用が可能です。
さらに、保管時のサイズはコンパクトに平積みできる仕様となっており、限られた防災倉庫のスペースであっても負担なく備蓄できます。使用後はリサイクル可能であり、環境負荷を抑えた持続可能な防災インフラとしての特性を備えています。

能登半島地震などの実際の被災現場で得られた知見をもとに開発されたプロダクトが地域に配備されることは、地域住民の安全安心に大きく寄与します。防災・福祉の視点から地域防衛の強化を図る自治体や、災害支援に関心を持つ防災担当者にとって注目の事例です。




